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 2010年8月13日、今回の北海道出張のメインタスクと勝手に位置づけて、石炭の歴史村へいってきました。

北海道へ行くとなればどうしたって目的地候補として夕張の名前が挙がってきます。そんななかで今回は炭鉱博物館を目指します。


 
 
到着したのは13時過ぎ。17:30には新千歳空港をたつのであんまりゆっくりもしていられません。
 
 
 
メインの目的地はここ、石炭博物館。「まっくら探検」に参加しようというわけです。
 
 
 
マスコットキャラクターの「ゆうちゃん」が出迎えてくれます。口の中が黄色いのがなんともいえない違和感を演出しております。
 
 
 
で、さっそく入場してみましたが、案の定というか、例によってというか、だれもいません。まぁ平日だしね。遠慮なく車でガンガン進入していきます。
 
 
 
夕張特産おみやげや。うっすら残っている「ゲームハウス」の文字がなんか寂しいです。ステレオタイプなインディアンとかおもちゃの兵隊的なキャラクターとかも。
 
 
 
なんどか立て直しを図って、でもダメだったのかもね。中はこんな物置になっていました。
 
 
 
(元)おみやげやを後にして進んでいくと、遠くに立坑櫓がみえてきました。あそこを目指して坂を上っていくことにします
 
 
 
途中でみつけたしあわせの滝
 
 
 
枯渇しております。じつはこの「石炭の歴史村」、一部はすでに稼動していない様子。かつてはミニSLみたいなのも走ってたらしいんだけど廃墟のようになっていました。夕張市が破綻したことを考えると、この観光スポットもいつまで継続されるのか。
 
 
 
丘の上に到着しました
 
 
 
目の前にさきほど見た立坑櫓がそびえています。
 
 
 
先へ進むと鎮魂の像がありました。炭鉱で犠牲になった方たちへの慰霊碑のようですが
 
 
 
なぜか裸婦像。まあいいですが
 
 
 
やっとつきました。営業してるだろうな。
 
 
 
なんとか開館中でした。まっくら探検実施中とのこと。これだけを目指してやってきたんだからね。はやる気持ちを抑えて突入。
 
 
 
ゆうちゃんふたたび。恒例の顔出しボードもありました。実際の炭鉱夫の仕事ってこんな明るくポップなノリじゃないと思うけど。
 
 
 
最初はお勉強エリアです。炭鉱博物館ですからやっぱり巨大な炭塊がおいてありました。
 
 
 
なんか壮大な話になってないか? 各地で採掘された炭の展示が続きます。
 
 
 
かつていた動物なんかのジオラマなんかも挟みつつ
 
 
 
かつての「黒いダイヤ」時代の映像なんかも流しつつ背景知識を固めていきます。
 
 
 
で、たまに蝋人形
 
 
 
2Fはパネル展示でした。
 
 
 
発破作業とか当時の仕事ぶりを紹介する展示が続きます
 
 
 
アリの巣みたいに坑道を断面表示した模型もあります。
 
 
 
通路を曲がるといきなり人。なにしろあまりひと気がないからビビるんだよ。
 
 
 
当時の風習の再現らしい。杯を交わしているところだったかな。
 
 
 
気になったので下からのアングルも確認しておきました
 
 
 
 
コンパクトな展示だけでなく、トロッコのような大型の展示もある
 
 
 
装備品の数々。
 
 
 
これらは救命用具です。当時のものなので当然ながら旧式なんですが、パイプの具合とか、かなりそそります。
 
 
 
もうS.T.A.L.K.E.Rですな。
 
 
 
学習エリアを抜けいよいよ立坑へ。ご安全にって、どういうことなんだか。
 
 
 
ここからは疑似体験エリアです。立坑ケージという名の、近代的なエレベータに乗り地下へと降りていきます。
 
 
 
なかは普通のエレベータ。ただ、1000mを下降する(という設定になっている)ので右上のフロア表示はありません。そんでは、下階ボタンを押して降下。
 
 
 
いきなりエレベータが真っ暗になる演出。アナウンスが流れ、いろいろ解説してくれています。
 
 
 
到着。かなりひんやりしています。しょっぱなに工夫が出迎えてくれました。
 
 
 
最初は「炭坑風俗館」というエリアらしいです。
 
 
 
当時の暮らしとかが通路に沿って展開されています。っていうか、こういうのは別に地上でやってもよくね?
 
 
 
ところどころにボタン式のギミックが施されていて、動いたりしゃべったりという仕掛けがあります。もちろんコイツも鳴きます。
 
 
 
ズリの搬出に馬をつかっていたらしい。
 
 
 
そんなこんなで次のエリアへ
 
 
 
ここからは実際の構内の作業が展示されています。男の仕事場です。各種作業が一列にズラーッと
 
 
 
そしてまたS.T.A.L.K.E.R登場。
 
 
 
とかふざけてる場合じゃないな。解説を読む限りかなり深刻な状況での仕事です。
 
 
 
振り返り、彼らの背中をながめつつ歩を進めます
 
 
 
途中には鎖の展示とかもありました。鎖の種類がいろいろあるのも初めて知りましたが
 
 
 
いよいよ核心部分に近づいてきました。「採炭作動館」にいきます。
 
 
 
よっしゃきた! 明らかに下半身むきだしと思われるおっちゃんが「坑道まっくら探検」の案内をしてくれています。
 
 
 
探検スタート
 
 
 
入り口でおっちゃんが何かやってます
 
 
 
リアルすぎて、遠目に本物の人間だと思ってました。気持ちばっかり先に進んじゃって、前のめりになりすぎだな。落ち着け、自分。
 
 
 
手すりにつかまりながら階段を下りていきます
 
 
 
進行経路の案内板。まぁ一本道なんで迷うことはないですが。
 
 
 
入り口で係員の人からヘッドランプつきのヘルメットを渡されたので、それを装着しながら進行します。
 
 
 
最初のうちは照明が点々と灯っているのでいいんですけど、ちょっと進むと本当に真っ暗で、ヘッドランプが唯一の光源だったりします。
 
 
 
アーチ型の坑道を先に先にと進みます。坑内には何人いるんでしょうか。ウチらをふくめて2~3組がいるのは確認したんですが、とにかくし~んとしてる。で、ひんやり涼しい。
 
 
 
ヘルメットのヘッドランプがなんとも心もとないです。通路の照明がいっせいに消えたらパニックになるな。
 
 
 
途中の解説版とかはヘッドランプで照らして読むという趣向
 
 
 
掘進作業場もこのように再現されています。
 
 
 
足場も悪くはないんですが、場所によってはけっこう不安定に見える。こことかけっこうやばいんじゃ・・・。
 
 
 
メカメカしい構造物がでてきたり
 
 
 
いつのまにか蝋人形が横にいたりして、ビビらしてくれます
 
 
 
当時は母体保護とかないですからね、坑婦もいます。いまは女性の坑内労働(とくにこういう力仕事系)は禁止です。
 
 
 
パイプが張り巡らされているなかを、さらに進みます。
 
 
 
解説とかはともかく、非常時避難経路とかの看板もヘッドランプで読ませるってのは、明らかにやりすぎだろ。非常時に暗闇の中でこれ見つけられねえっての。
 
 
 
ここらへんにくると本当にもう真っ暗。ポンプ施設発見。
 
 
 
ちょっといいかんじ。
 
 
 
わきではおっさんがひそかに掘削してたりする
 
 
 
そしていよいよ出口へ。1000mも下降した割には出口が階段ってのも矛盾してますが、そんな小さなことは気にしません
 
 
 
内山英明っぽいショット
 
 
 
振り返ると、階段がず~っと地下へ続いていました
 
 
 
そして地上へ。
 
 
 
ここがいま出てきたところ。
 
 
 
広場には坑夫の像がたっていました。
 
 
 
団体向けに記念撮影ができるスペースもあります。
 
 
 
ヘルメットを返却すると目の前に炭坑生活館があったので、こっちも行ってみることに。
 
 
 
当時の生活が再現されております。
 
 
 
押入型の二段ベッド。
 
 
 
町のジオラマも用意されています。ていうか、これはもう定番だね。ボタン押すと光るやつです。
 
 
 
ちょっと大人びた子ども。
 
 
 
シューパロダムのバス停看板もあります
 
 
 
恐ろしく本数が少ない、、、
 
 
 
北海道の自然が一堂に会した展示。炭坑生活とあまり関係ない気もしますが。
 
 
 
風俗紹介としてはこんな獅子舞もいます
 
 
 
当時は高級品だった電気釜。炭坑労働者って危険な重労働の変わりに収入がよかったからこういうものが買えたんだよね、たしか。
 
 
 
なつかしの看板とかも。
 
 
 
当時の家の中も再現されています。
 
 
 
三種の神器のひとつ
 
 
 
レジスターってやつです。いまはバーコードリーダーで処理してますが、それを除くとデザイン的に当時とほとんど変わってないのな。
 
 
 
マニア垂涎の資料的価値の高い女学生服
 
 
 
そしてこれが夕張のキャラクターらしいです。夕張夫妻。ここがうわさの終着駅。そして愛の始発駅、とのこと。でもその始発列車はもう、、、
 
 
 
ほかにも展示館があったんですが、飛行機の時間が迫っていたのでやむなく断念。総合的にはけっこうおもしろかったです。地上に出てから歩いているうちにけっこう観光客も増えてきて、夕張もまだまだ復興できるんじゃないかと。
 
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